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コーディネーション

ライブレポートが番組に使用される様子

日本国内では、映像製作は製作会社が行い、伝送回線は通信事業者が提供すると棲み分けがされているのが一般的です。ところが、諸外国の報道の世界では、衛星中継車(SNG)に映像製作機器までが搭載されており、現場で必要となる機能を衛星中継車一台=「オール・イン・ワン」で担っています。㈱ワードは、この国際標準に則って、衛星伝送業務に留まらず広範なサービスを提供しています。

報道・レポートの現場から、通信回線などの最適な伝送経路の準備に始まり、目的地へ届くまでのあらゆる手段の構築と実際の伝送結果の確認作業まで、すべての面で安心して依頼される…海外への映像伝送ニーズをお持ちの方々に、一括したコーディネーション・サービスをご提供できる事業者として日々努力を続けています。

事例紹介

東日本大震災報道

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震の発生直後、ワードの衛星中継車(SNG)は津波の被害にあった仙台市に駆けつけました。 このような緊急時、外国のレポーターやディレクターが、ライブのニュースを伝送する手段の当てはないままに、緊急来日するのは珍しいことではありません。時にはカメラマンさえ伴わずに最小のスタッフ編成でやって来ます。こういった海外テレビ局・報道チームのニーズに応えるため、弊社では、衛星中継車(SNG)を中心に、ビデオ・カメラに始まり、レポーターが本国放送局からの呼びかけをモニターするための電話回線まで、ライブ伝送に必要なすべてを提供しました。

このように世界中から集まったレポーターたちが、同じ現場から立て続けにニュースレポートを行う場合、映像の伝送先は、北米、欧州、中近東と目まぐるしく変化します。それぞれクライアントに合わせて、この伝送経路を柔軟かつ迅速に確保し、また確実に運用させていくことで、複雑な状況下においても各国向けの報道が滞りなく続けられ、東北各地の被害状況を現地からのニュース速報として送信し続けることができました。

FIBAバスケットボール世界選手権、FIVBバレーボール世界選手権

スポーツの世界選手権大会が日本で開催される場合、まず予選リーグは、全国に点在する複数の会場で同時に開催されることがほとんどです。例えば、札幌、浜松、広島、福岡やその他の都市で同時に行われる試合をすべてカバーするために、ワードでは最大時5台の衛星中継車(SNG)を同時運用しました。

2006年のバスケットボール世界選手権では、準決勝・決勝と、番狂わせとも言える組み合わせとなったため、勝利国のメディアのほとんどが、この時点での報道の準備をしておらず、緊急にレポートや収録素材を伝送する必要に迫られていました。そして、決勝戦と閉会式の終了後には、優勝国のテレビ局が、どうしても祝賀会現場からライブ・レポートを行いたいと言い出したのですが、会場となるホテルは高層ビルが立ち並ぶ都会にあり、会場周辺では海外衛星を見通せる場所の確保ができません。そこで、なんと会場から一旦は国内衛星を経由し、もう一台の別の中継車を使って2ホップ目で海外に届けるという思い切ったルートを提案し、伝送を実現させました。

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